ジェームズ•グレイ監督の少年時代を題材にした自伝的作品。
80年代ニューヨークの不条理かつ不平等な世の中をポール少年と家族、親戚、学校や友人であるジョニーとの関わりの中で描く。
ユダヤ人でウクライナ移民のアンソニー•ホプキンス演じるおじいちゃんが、親族の精神的支柱であり、ポール最大の理解者。
両親をはじめ大人たちの多面的な人格を丁寧に描いており、映画作りに誠実さを感じる。
おじいちゃん「高潔であれ」
お父さん「今回のチャンスを活かして生きるんだ」
教訓の代償が大きすぎて、ラストもやもやしたままなんだよなぁ。