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アルマゲドン・タイム ある日々の肖像のaiのレビュー・感想・評価

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ユダヤ系のルーツを持つ白人のポール。
まだ12歳の彼は善悪の判断も曖昧で、やることなす事危なっかしい。
優秀な兄を持ち親には"鈍い子"と言われて劣等感まみれ、唯一寄り添ってくれる優しい祖父がいた。
そんなポールの友達のジョニーは貧しい育ちの黒人。二人は新天地で人生を歩み直したいと願うが…。

この世は不条理で不公平だ。
過去に差別された立場の人間が差別を黙認するような世界。
ポールは「高潔であれ」という祖父の教えをどう受け取り、どう心に刻んだのだろうか。
黒人の友達を踏み台にして歩む人生をどう生きるのか。
暴力的で身勝手な父親に「世の中は不公平だがそれでも生きるしかない」と説かれても全く心には響かなかった。

すごくモヤモヤするし複雑な気持ちになる物語だ。

2024、2本目。
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