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アルマゲドン・タイム ある日々の肖像のEDDIEのレビュー・感想・評価

3.6
少年時代の苦い思い出。優しいおじいちゃんから受け取り刻まれる一つひとつの大切な言葉。人種、移民、偏見といったあらゆる差別感情が1980年代の社会と共に切に映し出される。厳しくも温かい家族の存在の有無が2人の少年の行く末を左右する。

いやぁキツい。10代の少年にこの体験はキツいよ。
ジェームズ・グレイ監督の子供の頃の体験をもとに製作した反自伝的映画らしい。

主人公の子役ポールとその友人ジョニー。
彼らは意気投合するけど、生きる上での境遇が違いすぎて全く違う人生を歩むことに…。
2人を同時並行的に、そして対照的に描くことで如実にその残酷なまでの運命を見せつけられ心が抉られます。

とはいえ進行はやや鈍くライブ感が少ないので、なんとなく体感長く感じてしまいました。
アンソニー・ホプキンスの優しい好々爺な感じと、厳しくも苦労して生きてきたのを想像させられるアン・ハサウェイの演技はとても良かったです。

〈キャスト〉
ポール・グラフ(バンクス・レペタ)
エスター・グラフ/ポールの母親(アン・ハサウェイ)
アーロン・グラフ/ポールの祖父(アンソニー・ホプキンス)
アーヴィング・グラフ/ポールの父親(ジェレミー・ストロング)
ジョニー(ジェイリン・ウェッブ)
テッド・グラフ/ポールの兄(ライアン・セル)
トッパー・ローウェル(デイン・ウェスト)
ターケルトーブ先生(アンドリュー・ポーク)
ミッキー・グラフ/ポールの祖母(トヴァ・フェルドシャー)
ダリエンツォ(ドメニク・ランンバルドッツィ)
フレッド・トランプ(ジョン・ディール)
マリアン・トランプ・バリー(ジェシカ・チャステイン)


※2024年旧作鑑賞5本目
※2024年自宅鑑賞6本目
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