martha

アルマゲドン・タイム ある日々の肖像のmarthaのレビュー・感想・評価

3.4
何とも形容し難い気持ちになる映画。
悲しくもあり、ただ全く希望がないわけでもなく、子どもながらに社会に対して感じる諦観のようなものを主人公とともに受け入れていく作品。
黒人の子ジョニーと仲良くなっていく段階があんまり共感できなかったけど、(あんなに結びつくにはエピソードが弱い?)まあでも子ども同士の意気投合のきっかけなんてあんなもんなのかな。
アンソニーホプキンスとアンハサウェイの親子関係も良かった。綺麗なだけじゃない少し疲れたアンハサウェイ、とてもいい。お父さんと主人公の関係、完璧な人間はいないけど、でも家族だから愛して行こうとなるお互いの深い情みたいなのを感じた。

上流思考についても、主人公はくだらないと思ってたかもしれないけど、そのうち完全に切り捨てては生きていけないことを知ると思う。折り合いをつけて行かなきゃならないというか。難しい生きていくのは。
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