このレビューはネタバレを含みます
🌙2023..07.19__23-79
永遠を壊したのは、僕。
確かによくあるストーリーだし
結末も予想できるが、良い映画だった
初めから不穏な空気感で心がゾワゾワ...
2人に恋愛感情があったかは分からない
ハッキリと恋愛感情がある描写はないし
何よりもまだ2人は幼すぎてそれについて
何も考えていなかったんだと思う
だからこそこれはLGBTQの映画かと
聞かれると分からない....
何も友達1人に距離を置かれたぐらいで...
と大人になった私はつい思ってしまうが
子供の頃の世界はとても狭かった
その分あれだけ仲良かった友達に避けられる事は
かなりのショックだったんだろうなと思える
もう少し時間が経つと再びレオと
仲良くする事が出来たかもしれない
新しい友達が出来て楽しく過ごせる事が
出来たかもしれない
幼さと純粋さ故に2人の関係を聞いた子も
素直な疑問を聞いただけなんだろうなと思うし
レオのレミの事は本当に好きだけど
新しい環境に馴染みたい、揶揄われたくない
という気持ちも理解できるから辛い
一緒の布団で寝る事を嫌がったり、
わざと寝返りを打ってレミが自分の体に
頭を乗せる事を辞めさせたり、
足音が聞こえた...！という2人でしていた遊びに
乗らなくなったり少しずつ
今までの2人の当たり前が変わっていく
その上レオは新しい友達と楽しそうに話しているし
アイスホッケーに通い始めたり
自分の知らない世界に進んでいく
レミにとっては凄く不安だったんだろうな
レミの死をドアだけて察させる描写良かった
全体的に顔アップの映像が多め
だから細かい表情の変化などが分かりやすい
レオとレミの2人凄く演技が自然で上手かった
通学路で自転車で2人並んで走っていたのに
ある日だんだん距離が出来た時ハッキリと
2人の心の距離が出来た感じがして悲しくなった
レオが初めて泣いたのが自分の腕折れた時
父親の「腕が折れたら痛いのは当たり前」
兄に「苦しんだのかな？」と聞いたり
レオの最後の事をハッキリと意識したのかな
レミの母と最後抱き合って泣いた時、涙出た
一貫してレミ目線で話が進むから
レミの母がレオをどういう気持ちで見ていたのか
レオとレミが"何かあった"と察した時
どんな気持ちだったのか読めない...
ただレオが自白した事で許してくれていると
嬉しいなと思っていたら最後引越していて
何とも言えない気持ちになった
彼らの引越しも含めて考えれる中で
1番最悪の結末になったと思う
