美しい花畑や緑や楽しそうな子供達の映像。
流れる映像とは正反対の悲しすぎる内容だった。
フランス映画らしく情報説明が少なくて、役者の演技や表情や吐息一つから、いろんなことを読み取りながら観る。
レオが少年から青年になる過程が見えるけど、その過程にしては苦しすぎる。
レミ目線の説明がほぼ一切ないから、余計に苦しい。何にどう苦しんでいたのか、誰もわからないままで話が進む。レオは、自分のせいだってことがなかなか言えなくて、日常生活を普通のつもりで送ってみても、きっとずっと心の中にレミがいて。
怖いから悲しいからこそ、核心に触れられない。
骨折っていう全然関係ない痛みをきっかけに涙が止まらなくなって、っていうシーンで涙が止まらなくなった。
この先、レミとの思い出を胸に、レオはどうやって生きていくんだろう。
所々「怪物」すぎた。
レオとレミはもちろん美顔なんだけど、何よりお兄ちゃんかっこよすぎるって…。