劇場予告を何度観ても涙が出てしまい気になっていた作品をようやく。
案の定本編でもほぼ涙が出てハンカチで顔を覆いながら観てました。。
嗚咽まではいかないけど、ひたすら静かに涙が頬をつたい続けるその心情は、レオくんの想いがビシビシ響いて来たからなのかも。
予告であらすじは知っていた。
24時間、365日一緒に居るような仲の良いふたり(レオとレミ)に、あることがきっかけで悲しい出来事が起きる。
しかもそれは(体感だけど)劇中の早い段階でやってくる。。その後のレオの葛藤や刹那に、われわれは静かに揺さぶられることになる。
レオくんが美しい。中学一年のクラスでふたりの関係をからかわれたことから、意識して突き放すような態度をとってしまう。きっと思春期の子なら当然の態度かもしれない。
淡々と、でもレオくんの表情に迫る形でシーンがバシバシ展開するのでそれが余計にリアル。ギプスのシーンでは、骨折が痛くて泣いたんじゃないって分かるよね。。
レミくんが優しくて繊細で、儚げ。あんなに仲の良いレオの態度が急に変わったらそりゃショックを受ける。拒絶ととってしまったかも。
『怪物』のふたりの関係性を思い浮かべて比べてしまいそうになる。もろくて儚げな関係性は似てる感じがするけど、そこまで明確には表現されていないからなんとも言えない。
年ごろの少年たち。これからも、なんとか開けていって欲しい。