このレビューはネタバレを含みます
人間ってこんなにも脆い。脆すぎる。ドラマチックな物語かと思ったら、大切な人の死と自分の罪に向き合い、その事実と共に生きていく過程のお話だった。
レミを失った世界でも今まで通りの生活は続いていく。隠して忘れようと、友達と笑ったりアイスホッケーに打ち込んだりするけど、ふとした瞬間に影に飲み込まれていく感じが見ていて痛々しかった。つらい。レオの瞳がレミに会いたい気持ちと抱えきれないほどの罪悪感を、静かに、でも心を抉るように強く訴えてきて涙が止まらなかった。
ギプスが外れても、花の収穫をして新しい苗を植えても、きっとこの先もずっと、レオはレミと生きていかなきゃいけない。楽しかった思い出もレミの笑顔もそれを自分の手で壊したことも全部。
性別や人の関係性に踏み込むって怖いな。当たり前だと思ってた中に地雷がある。分類しちゃダメなんだけど世の中は違う。この作品は色んな想いが溢れて言語化が難しい🥲とにかく主演2人の顔面が綺麗で演技がとっても自然、特に美少年レオの端正な顔にどれだけ救われたか🏃🏼🌼🥲
