なんで大人になるには痛みを伴わなきゃいけないんだろう、どうして人の目が気になるんだろう、なんで本当の気持ちを話すのは難しいんだろう、どうして過去は変えられないんだろう、なんで全く同じ人は2人存在しないんだろう。
映画を観ながらそんなことを考えて、レオの視線と行動だけで感情が動かされた。
大人になったって、自分の感情を正確に言葉にするのが難しいのに13歳に出来るのだろうか。
これが例えばLGBTQの類に括られたりするなら私は本当に違うと思う。
あんな風に子供時代を過ごせる人がいるなら、それは本当に性別関係なく心が一緒になったと思って間違いないと思う。
レオがやった行為は裏切りだったのか?そうじゃなくて、ただ成長の過程だったんだと思う。大人になろうとしてる相手を見た時、今のままでいたい自分にとってどんなに大きな喪失感か。
ルーカス・ドン監督、どんだけ苦しい映画作るの上手いんだよ