CLOSE／クロースのむかでのネタバレレビュー・内容・結末

光の描写が美しく、画面が最初から最後まで綺麗。
序盤の2人をずっと見ていたかった。本当に愛しく思う相手に向ける目をお互いにしていて、その温かな記憶が後悔や罪悪感に塗れて忘れられて欲しくないなと思う。

無言で喧嘩するシーンがリアルで、初めは本心を隠して冗談交じりにじゃれていたのに次第に本気になって喧嘩に発展した幼少期の自分のことを思い出した。

もう大丈夫
慣れたのね
レオの家業の手伝いの話をしているのだけど、そのやりとりがレミの不在に対してのように思えて勝手に苦しくなった。

レミの父親が主人公の兄の将来の話を聞き、自分の息子が見ることのできなかった未来を想像して泣くシーンが悲しくて仕方ない。