傷つく瞬間と
傷つける瞬間
13歳の少年レオとレミ
多感な時期、
どう見ても仲が良すぎる2人は
やはり、学校でも目立ってしまう。
ちょっとした冷やかしやからかいによって
自分の内面に気付かされ戸惑うレオ
当然の事だと思う。
そして…
監督/ルーカス・ドン
『Girl ガール』のとき同様
今作も家族のあり方が
自然体で嫌味がない
ゆえに、
レオのいたたまれない気持ちが
とてもよく伝わってくる
自分自身の内面と、
自分自身の罪に向き合おうとするレオ
終盤のシーンには
優しく細く、崩れそうな心に
美しく強い愛の存在が伺える
それは、
どんなに勇気がいる事だっだろう
そして,
どんなに怖い事だっただろうか。
美しく繊細な少年の葛藤と共に、
家族の存在の大きさを静かに観せた作品
全てが絶妙です!