凄く良かったですが…凄く胸が痛かった。
新入学の学校内の独特な雰囲気は、どの国でも一緒なんだなと。誰もが経験するのですが、見たこともない人達ばかりで圧倒されてしまい、自分を出すことも中々上手くできずに、同学年という共通点以外に共感を感じることもないまま同じ空間に閉じ込められて。
レミが感じた不安はよく分かりますがレオが取った行動も今なら理解できます。
大人になれば割と簡単に解決できる問題も思春期だからこそ大問題になり、誰も傷つけるつもりはないのにずっとどこかに棘のように刺さったまんまで。それを見事に再現した作品でした。
主演の二人の少年が可愛くて演技も素晴らしかったです。
レミの母親役の女優さん、ロゼッタでしたね。そのまま大人の女性になってましたが存在感と演技力はさすがで、この繊細な作品に不可欠で素晴らしかったです。
ガール、クロースと素晴らしい作品を拝見させていただいたルーカス・ドン監督の次回作に期待します。
