今年一キツかった映画かも。
LGBTQ+の話というより男性性と直面する話。
レオが周囲の視線を気にし始めてからの様子はめちゃくちゃキツかった。レミとくっついて寝たいけど遠ざけたり、泣きたいけどレミに泣くなと言った手前泣けなかったり。これって女の子同士ならこれほどまでに咎めるものがあるんだろうか。
僕自身レオに向けられた「オトコオンナ」のような言葉は何年もかけられてきたものだったし、友達として見ていたものが突然性別という何かによって認識を荒らされていく恐怖、他人から科せられるレッテルの恐怖に怯えていた思春期時代を自分はどう乗り越えてきたのか、過去を考えながら見てた。
レミのように13歳であの誠実さと強さを持ててしまったら、その先の人生はあまりにも長すぎて息は切れてしまうね。。
