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CLOSE/クロースのtokoのレビュー・感想・評価

CLOSE/クロース(2022年製作の映画)
4.0
花畑を走る2人。キラキラ眩しい。
仔犬のように戯れあい、遊び過ごす楽しい日々。

夢を語り合う親友と思ったレオから距離を置かれるレミ。
「付き合ってる?」友達の揶揄いは、現代だからの言葉。

突き放す…双子の兄弟の様に24時間一緒にいた2人だからこそ、突き放された方は絶望を感じたと思う。
まだ、本当の愛や恋の自覚もない年代の2人の気持ちのすれ違い。

レオには兄がいたがレミはひとりっ子だから、親友以上の信頼と絆をレオに感じてたんだと思う。

幼いからこそ自分を守ってしまったレオにはレミの絶望感は想像出来なかったのだろう。
レミには、未来より今が全てだと思えたから…

レオの大きな瞳が、不安や戸惑いや哀しみや後悔に溢れて辛かったけど、その真っ直ぐな瞳で生きて欲しいと願いました。
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