あんまりメンタルの調子が良くないときに、絶対いま観ない方がいいんだろうなと思いながら観たら案の定その後メンタルおわったけど、でも絶対に観たことは後悔してない。
レオとレミふたりの目や心があまりにまっすぐで、LGBT云々の話ではなくただふたりの間の絶対的な関係があまりにピュアなものだったから、それが余計につらかった。レオとレミをからかった周りの子たちも、それに反応してしまうレオも、心からの悪意や悪気はなくてただただ子どもの無垢さから来るものなんだろうし、だからこそそれがかえって残酷だった。無垢だからこそ自分の発言や態度が相手にとってどう映るかわからないし、無垢だからこそ言われた方は大きな傷を負うことになってしまう。彼らにとっては学校というコミュニティがすべてだろうし、だから余計に相手の目に自分がどううつるのかを気にしちゃう歳だろうし。どうすればよかったんかな、あの歳の子ども達の価値観や登場人物たちの持つそれぞれの繊細さを考えると必然だったんだろうか、そんなの絶対必然であってほしくないけど。
レミのお母さんがまた愛情深い人で、それもまた苦しかった。
2023/098
