しちれゆ

私の大嫌いな弟へ ブラザー&シスターのしちれゆのレビュー・感想・評価

3.6
何度も予告を見る機会があり、期待大だったけど…。いつまで経っても姉と弟の確執の原因が明らかにならず集中力が途切れる。マリオン・コティヤールの美しさで最後まで漕ぎ着けた感じ。姉弟がなぜ憎みあっているのか、ということのほかにも実は2人の両親の間には愛はなかったとか母親に問題があったようなことが示唆されはするもののそのままで終わりモヤモヤ。
姉アリスが弟ルイを見ただけで卒倒するとか鼻血出すとか「は?」そして人気女優アリスがルーマニアから来たファンだという女性と2人だけで会うほどに仲良くなるのも不思議(この女性、お腹すきすぎてふらふらするほど困窮)。
極めつけはアリスがアフリカだかに行って現地風の服でバザールを歩き回るラスト。自分探しなのか仕切り直しなのか。
恐らくデプレシャン監督の中では本作で描かれていることには全て整合性があるのだと思う。けれどイチゲンさんの観客には伝わりにくい内容だった。既に映画館はレイトのみ💧
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