EDDIE

トリとロキタのEDDIEのレビュー・感想・評価

トリとロキタ(2022年製作の映画)
3.6
貧困とはなぜ起こるのだろう。
人間がただ生きるだけでなぜこうも苦労を強いられるのだろう。
アフリカからベルギーへ。難民の偽りの姉弟は不法な手段で生きることを選択せざるを得ない。
歌を歌い過酷な人生を吐露するしかないのだろうか。絶望。

今回定期的に共通の趣味の友人と映画とカレーの旅をしており、舞台は長野県。
映画館は必ずその土地にあるミニシアターと決めていて、相生座ロキシーに行ってまいりました。
ちなみに泊まりで行ったので、二日目は上田映劇に行きました。上田映劇では鑑賞済みの『ちひろさん』を観たので、レビューはしないのでこちらで簡単に行ったことを記録しておきます。

そして、本作『トリとロキタ』の鑑賞。

もうね、辛いですよ。
2人とも生きていくのに必死なんですけど、遠い日本の地で決して裕福とまでは言わずとも不自由なく暮らしている自分としては何とも彼らの遭遇する直視できませんでした。

それでも互いを寄り添いながら支え合う姉と弟の構図はとても素晴らしかったです。
2人の歌声が何度か作中にかかるんですが、それが頭に残って離れません。

〈キャスト〉
トリ(パブロ・シルズ)
ロキタ(ジョエリー・ムブンドゥ)
べティム(アルバン・ウカイ)
ルーカス(ティヒメン・フーファールツ)
マルゴ(シャルロット・デ・ブライネ)
ジャスティーヌ(ナデージュ・エドラオゴ)
フィルマン(マルク・ジンガ)

※新作映画59本目
EDDIE

EDDIE