トリとロキタに投稿された感想・評価 - 3ページ目

『トリとロキタ』に投稿された感想・評価

無駄な装飾は嫌いじゃないけどこういう形の究極さもある。死に嘆いて見せることが表現ではない。ただ突っ立っていることで最大の哀しみと絶望を表現できるなんて凄すぎる。


ダルデンヌ兄弟、6本目。
tsu

tsuの感想・評価

3.8

ただ一緒にいたいだけの、トリとロキタ。二人の絆がとても痛かった。
子供が故、短絡的な考えや行動、観てるこちらがハラハラした。

弱い立場のあんな小さな子供から、たくさんのものを搾取する大人。

ドキ…

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ずっと緊張感エグいしずっと動き続けるしアクションが突発的だしで面白くないわけがない。このスピード感。自転車も常に立ち漕ぎだし、最後の無常にも思えるあっけなさったらない。印象に残ったアクション、ビンタ…

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ベルギーの映画監督、ダルデンヌ兄弟の作品を初鑑賞。噂に聞いていた、徹底したリアリズム、ドキュメンタリーさながらのハンディカメラ、有名俳優は出てこず、BGMは一切無し、という評判通りの本気作だった。…

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FranKa

FranKaの感想・評価

4.0

演技なのか、現実なのか、その境界が揺らぐ鑑賞体験だった。

(1) 大人が、マジョリティが、自己利益のために、移民の子どもを経済的に・性的に搾取するという、年齢×人種のインターセクショナリティや抑圧…

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こうやって、起こりうる物事を淡々と映して行って、最後にはここに着地する。
その一連の流れを一緒に経験して、こういう現実もあるんだよって言われた時に、何を感じるのか。

でもやっぱり、ドキュメンタリー…

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このレビューはネタバレを含みます

「初めてボートで出会った時からそうでしょ」という言葉で、そうだ、彼女らは本当の姉弟ではなかった、と思い直す。二人の間に言葉は少なく、ずっと目前に唯一のやるべきことがある。
星屑

星屑の感想・評価

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終わり方が酷くて(いい意味で)理不尽で辛かったけど、それ自体が多分メッセージなんだと思う。
ダルデンヌ兄弟の作品映画館で観れて嬉しい。

「走るものの活劇」から一転した「走れないものの悲劇」。

冒頭のショットから主人公を動かさないという信念がすさまじく、閉所やへき地ばかりの空間と相まって緊張感を限界まで上げることに成功している。まさ…

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ロゼッタ以来のダルデンヌ兄弟作品観賞。

欧州の移民問題を覗き見ているドキュメンタリー映画の様に感じるほどのリアリティー。

クライマックスへの緊迫感もお見事。

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