ヨミ

クライムズ・オブ・ザ・フューチャーのヨミのネタバレレビュー・内容・結末

4.1

このレビューはネタバレを含みます

クローネンバーグ大先生の新作とあっちゃね、行かないわけには……といいつつ半分くらい寝てました!!!!(ソニマニに朝5時までいたため)


うとうとしまくっていたためストーリーはふんにゃりなのだけど、しかし鮮烈なイメージがばしばしと網膜に焼きつく。
美術がかっこ良すぎるんだよな、まず。朝ごはん強制食べさせ椅子ことブレックファスター・チェアとか良すぎる。スーパー解剖マシーンも良いし、全身耳人間も最高。というか冒頭のプラスチックをばりぼり食べるシーンで度肝を抜かれ、イメージを受け取る幸福感がずっとあった(うとうとはしたけどね)
痛みも感染症もない世界、人類が「加速」していく世界においてリヴァイアサン的国家は可能なのか。社会契約は可能なのか。セックスのモチーフ、バイオ(生物)的表象と同じだけ出てくる「食事」。接触障害の主人公が食べる謎ペーストから紫のチョコバー。人間にとって必要なものは何か、最後に残るのは何か、ここで貨幣はあるのだろうか。文字通り加速主義的な世界を感じずにはいられなかった。
ヨミ

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