難しかったけど世界観すごく好き。
特に好きなシーンは、ポスターにもなってる耳がたくさん埋め込まれてる男がダンスするシーン。あのビジュアルを生み出せるのは天才的…
現代問題視されることも多い「内なる美」について、斜め上すぎる意外な角度から切り込む。
痛々しいシーンが多々あるものの、痛みがないゆえに二者の間、そこに加虐被虐の関係性はない。
しかし、暗殺シーンは頭蓋骨を貫くという古典的な手法というところは逆説的でおもしろい。
全体的にモダンやポストモダンをも超越した新しい荒廃した未来を描いている。
独自すぎる世界観はこの映画でしか味わえない。