MikuOshika

クライムズ・オブ・ザ・フューチャーのMikuOshikaのレビュー・感想・評価

3.6
一言でいうと「なんじゃこりゃ」
よくよく考えれば斬新かつクローネンバーグらしい“性” “肉体の進化”
感染症が蔓延する世界の恐怖とかとか
それをクローネンバーグの癖のある用語をふんだんに使いアートにぶっ飛んだ作品。
彼の過去作品「イグジステンズ」を思わせる解剖手術を遠隔でおこなえる
ネチョっとした器具なんかもそれっぽい。

そしてこの作品の中身
開ければ開くほど
なにをみせられているのか存分にクローネンバーグを味わえる展開。
痛みという感覚を失った人類の新たなる進化。
オペ=セックス 快楽を得られるもの
そしてそれを公開しながら、ポルノ映画さながら人体を切られ快感を覚える人を集団で閲覧する謎のパフォーマンス

独特な世界観とクローネンバーグの変わらぬアート的作品と彼の変態さを味わう程度には個人的には満足。

主人公ソールが紹介で尋ねた医師がソールに施したお腹のチャックには興奮
そしてそれを貪り愛撫するレアセドゥに興奮。
MikuOshika

MikuOshika