おなべ

クライムズ・オブ・ザ・フューチャーのおなべのレビュー・感想・評価

3.6
◉カウンターカルチャー⁉︎

◉あらすじは難しすぎて割愛。近未来を舞台に、人間の痛覚が無くなった世界で繰り広げられるクライムサスペンス…ドラマ…?

◉『ザ・フライ』でお馴染み、異才(曲者)《デヴィッド・クローネンバーグ》監督の待望の最新作。解剖がアートという定義の近未来で、“新人類”や“進化”といった内容を扱いながら、監督独自の視点で現代の社会問題やそれらを取り巻くテクノロジーについてアプローチした作品。
※詳しくはオフィシャルサイトをチェック⭐︎

◉予告編を観て気になり過ぎたので、予習として『ビデオドローム』を観てから鑑賞に至る。
なんでも、カンヌ映画祭にて退出者が出て賛否両論巻き起こったとか、、。

◉相変わらず異色過ぎる世界観。異色も異色、痛覚がない世界、解剖がアート、プラスチックを食べる事ができる臓器の持ち主…頭の中でwhat's?状態が続くけど、鑑賞後にオフィシャルサイトで本作のテーマを知った時に全てが繋がった。

◉ただ、それにしてもこれらの物語をゼロから創造した監督の頭の中は一体どうなってるのん…どんな環境でどんな生活を送ってたら本作のような作品を作り出せるのん…と改めて感服。もはや、監督はすでに新人類説あるよ!

◉新人類だけど、「クレイジージャーニー」という番組で自身の体に人体改造を施している人々を見ると、実際にこの領域まで辿り着いてる人間は世界のどこかにいそうな気もしなくもないなとも思ったり…。












【以下ネタバレ含む】











◉タイトル『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー』=進化に対する未来の犯罪。にゃるほど…少し前に『プラスチックの海』というドキュメンタリー映画を観て、本作と少しだけ繋がった。確かに、プラスチックや産業廃棄物を食べることができたら、現代の環境汚染問題は解決できるのかなとも思ったり…。考えさせられる異色の作品だった!
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