進化が止まらない人類と進化を制御したい政府による攻防の中、政府側のスパイである主人公は意図的に進化を早めようとする組織を監視するため、「進化」の影響で自身の体内で生まれ続ける新臓器を人前で切除するというパフォーマンスを披露し続けるのであった。進化とは環境への適応なのか、はたまた人類の暴走なのか。
という小難しい舞台背景は置いといて、クローネンバーグ監督らしい有機的でグロいガジェットの中でおっさんが悶えるのを見て楽しむ映画。僕のお気に入りはブレックファスター・チェア。食事用の介助機器らしいが、こいつのせいで食事がしにくくなっているんじゃないかと思わなくもない。
