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クライムズ・オブ・ザ・フューチャーのmuscleのネタバレレビュー・内容・結末

1.0

このレビューはネタバレを含みます

Gレコを見ればわかるけど、これは富野由悠季のいいところでも悪いとこでもあるんだけど、異世界で変なことが行われていてもそれがこの世界と同じくらい変だとも限らないから奇異な反応を入れたりしない。その自然さが逆に不自然すぎてノイズだったりじゃなかったりする。
クローネンバーグの今作はめちゃくちゃその加減が下手いというか、この会話は気持ち悪いですよーと言いながら、異世界においては普通ですよをやるからリアリティラインがノレない。ペドロ・コスタのような壁面に男たちが身を傾けながら語る夜の会話シーンが少し良かったけど、マジで同じ会話と設定を繰り返しているだけという。でもこれでも最近のクローネンバーグだと悪くない方。コズモポリス、マップトゥザスターズ…の流れだからかなり厳しい顔になる。イグジステンズ、スパイダー、ヒステリーオブバイオレンス…って聞くと本当にすごい監督だってなるけども…。
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