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聖地には蜘蛛が巣を張るのOSHOのレビュー・感想・評価

聖地には蜘蛛が巣を張る(2022年製作の映画)
4.0
胸糞映画。
この胸糞をどう評価するか。
私はとりあえずプラスには評価してみたけど、積極的なプラス評価ではありません。

イランって政治が腐ってるから、こういう胸糞映画と相性は良いのかも。
とにかく、女性は見てはいけないくらい胸糞映画でした。

イランの売春街で、いわゆる立ちんぼをしている女性たちが次々と殺される。
犯人は殺害、死体遺棄をしたあと、特定の記者に電話して、死体遺棄の場所を教えていた。

この事件を記者(女)を追っている。

警察に取材をしても、腐った政府のなか、警察はやる気ない。
街の人によれば、警察は(売春婦を殺すことで)街を浄化している人を本気で探す気はないということらしい。

街で取材すると、犯人は何度も目撃されていることがわかる。それぞれの人の証言が一致している。それに毎回、犯行の仕方も同じ…ということがわかってくる。
つまり、警察がちゃんと捜査すれば、すぐに捕まるレベルの犯人。でも警察はやる気がない。

実は映画内では、犯人はすぐにあかされる。
退役軍人で、イスラム教を誤って信じている年寄りが犯人。

記者の活躍もあって犯人は捕まるものの、そこからも胸糞。

逮捕されても、街を浄化してくれた支持する人たちは犯人の応援のための集会する。
日本でもそうだけど、どうして、あっち側の人たちって、すぐに何千人と集まって集会したり、SNSなどで拡散するのでしょう。

これだけ賛同者が集まっている。国は国民の民意を無視することはできない…と犯人および犯人側の人たちは楽観視している。

国としては、連続殺人犯だし、集会やSNSで活躍しない人たちも含めると、大多数の人が死刑を望んでいるから、当然のように死刑にする。

以上、いろいろ不快でした。
実際におきた事件を基にしているし、胸糞を承知でこういう人たちもいる…というのを見たい人には、おすすめです。
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