Filmarksで調べて誰も観ていなさそうだったので鑑賞。
自主制作っぽいので、他の映画と同じ土俵に並べて評価するのはナンセンスかもしれないが、私なりに真剣な評価を。
まず安っぽく見せないためなのか、声を当てているが、それもそれでなんだかぎこちなさが出てきている。
映像というよりは会話劇でコメディを演出しようとしているのだが、ユーモアセンスが古すぎてどこもつまらない。うまく書けない日本語は面白かった。他人種や暴力、ジェンダーをウリにしたんだろうネタは完全な時代遅れ。
ライトノベルを見ているみたいだった。
振り回される毎日に呆れたやれやれ系主人公。ひとり語りがもはやうるさい。
教養としての見ている世界の狭さを窺わせる。身内、というか自己満足のようなネタにひた走り、結果として作品としての普遍性を損なわせている。学生が作った創作脚本の高校演劇のようだった。作った人はサブカル好きなんだろうなー。ってずっと感じながら見ていた。
ラストもクサい。クサすぎる。
何の変化もこだわりもない時間がただ過ぎていくだけなので、見ない方がいいと思います。
衣装や写し方によってはヒロインは美しく写せたと思う。
ちょっと優しめでこの評価。