時間の流れが180倍速いパラレルワールドに繋がる鏡を見つけた男女4人。
ミニマムな話にすることで人間の業がより顕在化される。
精神と時の部屋の用途は面白いが設定を活かしきれてない流れになるのが惜しいし、脚本が監督自身ではないので前作までの奇抜さが薄れてる。
物語の意外性というよりも世界観が良い。
同監督イサーク・エスバンの『パラドクス』はじめ『トライアングル』、『ランダム 存在の確率』、『TIME CRIMES タイムクライムス』、『ザ・ドア 交差する世界』、『LOOP/ループ 時に囚われた男』など小規模な時間系SFのようにアイデア勝負なところはある。