サメに食べられ死にたい女性の心の声が、
ビーチの情景とそこでの出会いの映像と共に、ひたすら続く。
言葉の選び方、表現が面白くて、
原文もいいんだろうけれど、翻訳した人もかなり良かったんじゃないかと思う。
映像付きの、小さい小説を読み終わったような気持になった。
最後の方は少し、人を選ぶかも。
みんなで観るような作品では全くない。
一人で、ひたすら言葉に集中して観た方がいい。
というか、集中しないと楽しむことができないと思う。
サメ映画なのかは、わからない。
ひたすらに、主人公の語りが続く。
ラジオの英会話教室かってくらい、その声しか音が無い。
嫌いというか、苦手な人はたくさんいると思う。
もはや、「映像と朗読の音声がついた小説」みたいなもので、
一般的な「映画」ってものでもないと思う。
６０分過ぎても何も面白くないって思ったら、
きっと中断しちゃってもいいんじゃないかなって思います。
