鹿

ゴールデンカムイの鹿のネタバレレビュー・内容・結末

ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

原作ファンを納得させることの難しさ……
原作ファンはその作品の何を愛しているのか。ここを間違えると「なんかそれっぽいもの」にしかならないと思う。ぜんぜん憶測でしかないが、この物語、作者は最初のうちは広いファン獲得のために比較的おさえ気味に進めていたのではないかと思う。そして連載が軌道に乗ってから、変態性を発揮。ファンをふるいにかけるような事をしはじめるのだ。「登場人物が全員変態」の共通認識のもと、振り落とされなかったファンの口コミで新たなファンを獲得し、作者が何をやっても揺るがない、不動の人気を得るに至ったのだ。本作はまだふるいにかける前の物語である。原作の進め方と同じといえば同じで、これがヒットすればいよいよ本当のゴールデンカムイの扉が開くのだ。始めたからには大団円までつっ走って欲しい。映像としてはセット感が残念なところだが、キャスティングに大きな文句はない。意外に良かったのは白石だ!みんな(誰?)、この物語を最後まで映画館で見届ける覚悟はあるか!?劇場へ急げ!!
鹿

鹿