小さじ

ゴールデンカムイの小さじのネタバレレビュー・内容・結末

ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

期待以上の迫力!一番感動したことは杉元とアシㇼパの対話シーンで、意図的に杉元の肩越しに取ることで本人たち以上の身長差に見えたこと。実際は約20センチ差みたいだけど横並びの時以上に差があるよう見えて最高だった!!製作陣の愛を感じる。
原作と同じくバトルやドキドキ、グルメといろいろな要素詰め込みまくりでこれぞ金カム!だった。キングダム・東リベに並ぶ実写シリーズ作品として、集英社が力を入れているのがわかるし、今後も続いていくのが確信できる作りと出来で楽しみすぎる。
最後にちょこっと出たインカㇻマッが可愛くて声が出かけたし、谷垣が思ったより渋くてムフムフしちゃった。この二人が夫婦になる様も描かれると思うと楽しみで仕方ない。全員再現性が高かったのと、原作でも大好きな落馬からの回転ダッシュがかっこよくてほんとありがとう。

序盤は山崎賢人の演技が少し心配だったけど、感情の起伏があったりアクションではさすがという感じだったから、行き場がわかってないアシㇼパさんと出会う前の雰囲気が得意ではない演技だったのかな〜という感じ。
郷敦は声が少し軽いけどあのエキゾチックな目元が尾形っぽい。作中屈指の人気キャラだし今後どう演じるのか楽しみ。
牛山さんはこれ以上無いってくらい適任。プロペラ式に飛んでく遊女も再現してくれてありがとう。むっちりでかくて強そうなのに汚らしさは無くてすげー。
白石の肩の丸みが原作まんまで感激…。雪山を走るシーンとかすごく白石を研究したんだろうなって似方。演技力も高いし今後のシリアスなシーンも期待できる!
工藤阿須加くんの月島はデカすぎるのと佇まいがあんまり…これから良くなっていくといいなぁ。

アイヌに関する協力が多くてアイヌ文化をとても大切に扱っているのが伝わった。アシㇼパさんが刺青を書き写す時に漢字部分だけ上手く書けてないのも、字ではなく図として認識しているような、字を持たないアイヌだからという細かい演出が愛。
小さじ

小さじ