すいかのたね

ゴールデンカムイのすいかのたねのレビュー・感想・評価

ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)
4.1
原作ファンということもあって、観てきました…いや~中々良かったです!初報では「うーんどうだろう…」と思いましたが、ゴールデンカムイに必要な「肉弾戦バトル、知略、濃すぎるキャラ、カムイ文化、食事シーン」の全てが詰め込まれており、しっかりゴールデンカムイの映画として成立していました!
ただ今回は原作20話分くらいをやってましたが…原作は何とコミックス31巻、300話越え!!…キングダムよりはマシだけど、どこまでやってくれるのか(笑)。
原作は今ヤンジャンのアプリやサイトなんかで無料公開されてます!面白いので是非ご一読を!!

ストーリー
『かつてアイヌが収集した金塊があった…その隠し場所を知る囚人が、他の囚人の皮膚に隠し場所を暗号として残した…さあ隠し場所を知るために囚人を捕まえて暗号を解け!』というのが軸。ここにアイヌの生き方や食文化、各キャラクター固有のストーリーが混ぜられます。
映画では原作で必須の要素を抽出し、しっかりとストーリーを描きつつ、余計なことはほぼナシ。理想的な実写化になっていました。
ただ圧縮しているので…特に小樽での鶴見中尉のロウソク発言や、和泉守兼定を強奪するシーンなんかはちょっと唐突感がありました。
でもまあ…全然許容範囲!杉本の梅ちゃん回想シーンはちょっと感動しました…悲しいけど演技良かったなあ。

キャラクターとキャスト
原作のキャラに特徴がありすぎるので、若干のコスプレ感はありますが、配役はかなりいんじゃないでしょうか!特に良かったのはアシリパ、鶴見中尉、白石の3名!
アシリパは山田安奈さんの可愛さプラスしっかりとギャグ顔までこなしており良し!
鶴見中尉は完全に鶴見中尉!玉木宏さんが知的だけど狂気を孕んでる感じを相当上手く演じていました!!
白石は矢本悠馬さんの時点で勝ち確(笑)。あのお調子者キャラは外れないでしょう!
主人公の山崎賢人さんも全然いい!…良いんだけど、個人的に杉元はもう少し柔らかく品のある部分がある印象だったので、ちょっとだけ私の感覚とはズレてた気がしました…いやでも全然良かったです肉体美も凄い!!…他で良すぎるキャスティングがいたというところか(笑)。

アクション
結構がっつり戦闘シーンがあって良し!スピード感ある殴り合いをしっかりやってました!終盤で杉本とアシリパが共闘し、ストゥ投げからの弓を射るシーンとか最高!!

食事シーン
いやマジで飯テロレベルに美味そう!!しっかりチタタプや桜鍋、オソマ、変顔も入れており大満足でした。

いやー良かったです!ファンならば観て損はないし、キャスト目当てや興味本位でも一定ラインは楽しめるのではないでしょうか!!
来週はガンダムSEEDあるしその後は鬼滅か…観るモノ多くて嬉しいなあ~。
すいかのたね

すいかのたね