ゴールデンカムイのフクロウのレビュー・感想・評価

やはりまだまだ途中で終わったか。にしても役者陣が豪華すぎるし、役にハマっている。舘ひろしの土方歳三や玉木宏の鶴見中尉は本当にかっこいいし、山田杏奈のアシリィパもよかった。あとやはりロシアのウクライナ侵略戦争、イスラエルによるパレスチナ虐殺が続く2024年1月だからこそ、冒頭の旅順攻略戦の地獄が想像を掻き立てる部分がある。江戸末期から明治初期の近代日本における、特に国家中枢から離れた辺境での日本軍はもちろんだがそれに限らず市民社会を含めた「軍事化」と「徒党」の跋扈が見事に描かれている。