デルタ

ゴールデンカムイのデルタのレビュー・感想・評価

ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)
3.8
原作を読んだことはありません。
日露戦争における『203高地』の激戦が描かれているということで鑑賞。
『203高地の戦い』は、旅順港が見渡せる203高地を手に入れたい日本陸軍と、死守したいロシア軍との戦いです。ロシア軍は、長大な塹壕を作って日本陸軍を迎え撃っており、のちの第一次世界大戦においても、ドイツ軍が日露戦争の戦訓を研究し、塹壕強化をしていたという説もあります。

久保茂昭監督が、「日本兵がこういう戦いをしていたという臨場感を、邦画としてここまでできるんだぞと伝えられたら」と語っている通り、
サム・メンデスの『1917』や、Netflix映画『IM WESTEN NICHTS NEUES』(西部戦線異状なし)に負けず劣らずの、素晴らしい出来栄えの戦闘シーン(短いけど)だったと思います。

正直、観る前はあまり期待していませんでしたが、日本映画もこんな戦闘シーンが撮れるのか…と、嬉しくなったほどです。
戦争映画(戦闘シーン)は、出演者、スタッフ、全ての方が大変な苦労をすると聞きます。ここ最近の戦争映画の肉弾戦シーンを、かなり研究されているなと感じました。

北海道の、ある場面では壮大な雪景色、美しい雪景色、過酷で恐ろしい雪景色など、いろいろな雪景色を見ることができたのも良かったです。
デルタ

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