コーディー

ゴールデンカムイのコーディーのレビュー・感想・評価

ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)
4.0
杉元の生への気迫とアシㇼパが敬う万物に宿る魂。凸凹なようで信念と食で響き合う二人の、何かが始まる予感にワクワクしながらも過酷な大地で手を取り合う姿に泣けてきた…
殺伐とした争いと荘厳な北海道の自然、そしてアイヌ文化が醸し出す超自然を高いレベルで映し出す見事な実写化でした。面白い!

〝俺は不死身の杉元だぁぁぁ〟な、超マンガ的な台詞にリアルな説得力を与える冒頭の203高地から既に熱量が凄いし、その後の数々の戦闘シーンでの鬼神の如き形相など山崎賢人の殺気も良かった。
そしてそんな不死身の男が敬意を払うアシㇼパの知性と可憐さ、神々しさまでを小さな身体に宿す山田杏奈がこれまた最高過ぎた!

アイヌの金塊を巡る争奪戦としてはまだまだ序章と言った感じやけど、軍人や囚人など勢力入り乱れてのハイテンション活劇や曲者達の紹介だけで退屈しないし、何より杉元とアシㇼパのバディを愛でてるだけで楽しいw
まあ馬車チェイスとかCGの粗さも多少気になったけど、それを補う北海道の大自然、画ヂカラに魅せられた!

てか、今回と言いキングダムと言い山崎賢人は本当に主人公ムーブが似合うし、どんなにコスプレ感があっても動ける!って言う説得力に勝るもん無いね。勿論しっかり演技も出来るし。
チラッと映るスゲェカラダも9ヶ月程で作ったらしいし頑張り過ぎてて心配になったw