原作は一度読了済。
しかし読んだのは数年前なので、最初の方はあまり覚えていない。
原作は楽しく面白く読んだが、昨今の漫画実写化の流れでどちらに転ぶか……とふんぞり返って見てみたが、素晴らしい出来だった。VFX、アクション、映画化するにあたって端折った部分や加筆した部分、それら全てが素晴らしかった。正直なところ白石の出番がほぼ加筆と聞いて疑ったくらいだ。
最初に出たGOLDENKAMUYのロゴが最後には原作のゴールデンカムイと出た瞬間、とんでもない映画シリーズの序章を目の当たりにしたと感じて震えた。早く続編が見たい。厳しい撮影になるに違いないが、このまま最後までこのクオリティで走り抜けて欲しい。
また、ヒグマの脅威を安易なジャンプスケア系の劇伴で相乗効果を狙わずにとても恐ろしく描いたことに感動した。痛そうなアクションや死に様もおお……と感動するレベル。主演の俳優目当てで来ていた客層もチラホラと見受けられたが、退場する際には呆然としていた。ちょっと心配。
