国家権力

ゴールデンカムイの国家権力のレビュー・感想・評価

ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)
4.3
舞台は明治後期の北海道。とある理由から大金を必要としていた、元日露戦争の兵士"杉元佐一"は小樽で砂金集めをしていた。そこで杉本は囚人にアイヌの隠し金塊の在処を示した刺青人皮の噂を聞く。
その後ヒグマに襲われてた所を、アイヌの少女"アシㇼパ"に助けられる。アシㇼパは金塊の強奪犯である父の仇を討つべく、杉元と協力し刺青人皮を集める旅に出る。という話。
原作既読。

『ゴールデンカムイ』を、そのまま実写映画化するというプロジェクトにおいては、今の日本でできるベスト。

主役二名のキャラがシリアス寄りになってるのは少し気になるが、まんまだとコメディすぎるのでいい塩梅なのだろう。

どのキャラも原作まんまだが、特に尾形、鶴見中尉、フチに関しては漫画から抜け出したかのようなビジュアル。

再現度が高いが故に『セクシー田中さん』を発端とした諸問題を思い起こしてしまう。
初見時はどうしても脳内では原作や、他作品と比較し続ける作業になってしまう。
視聴中大部分が「再現度高ぇ」が脳内を占めるのだけど、それはそれで作品見る時の感情としてはどうなのか。

わかっちゃいるがエンドロールの「撮影に際し動物に危害は加えられていません」のテロップは萎えるね、特に金カムにおいては。
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