どんな話か、誰が出てるか、なんの知識もないまま行きました。戦場で「オレはぁ！不死身のぉ…」なんて大口叩くやつって、大概そのセリフ言ってる途中で頭撃ち抜かれるから、冒頭の203高地のシーンはずっと薄目で観てました。
あれ、山﨑賢人だったって気づいたの、マキタスポーツと喋るシーンになってからです。山﨑賢人、いつの間にこんな演技上手くなったん？「トドメの接吻」の時は、表情も声の抑揚もなくて大丈夫かなって思ってたんで、びっくりしました（ドラマも邦画もあんまり観ないので、その間の作品をほとんど観てない）。村八分で諦観してたり、瞳孔開きまくったり、アシㇼパを愛おしく観たり、コロコロと入れ替わる瞳の演技が最高でした。吹替もあるだろうけどアクションも良かった！
そして玉木宏と工藤阿須加と山内圭哉の揃い踏み！「あさが来た」やー！「脳から変な汁が出たわ」って興奮した時とかでたまに使いますけど、ほんまに汁を垂れ流してる人、初めてみた。原作の再現度がどうなのか存じませんが、玉木宏ヤベェな。工藤阿須加の表情とアクションも良い！冷徹と言うか揺るぎない表情に軍服が似合う！でも、私はやはり山内圭哉。小劇場時代から観てきたから、思い入れが強いのです。あんな短いシーンの中でも、とぼけた台詞回しをさりげなくぶっ込むの、山内圭哉って感じ！大好き！最期、顔が捲れた気がするけど、きっと気のせい！
そして！なんといっても！
トシが生きてる世界線っっっっっっー！
和泉守兼定との再会ぃぃぃぃぃぃっー！
なんだこれ！やばーいっ。永倉まで登場して、泣ける。左之助とか斎藤一とか集まりませんかね？わくわく！
矢本悠馬、良かった！どこかで見たことあると思ったら「真田丸」のスピンオフ、「ダメ田十勇士」に出てたとか。こんな人、いた気がする…。関節外して鉄格子から入ってくるのとか、キモすぎて最高でした。
アシㇼパも良かった！特に変顔！原作でも変顔は特徴なんですかね。普段は純粋かつ孤高の強さを感じさせるのに、完全なるへん顔。良き〜。無事、お味噌の美味しさをわかってもらえて、何よりです。
この調子じゃ、1本の映画で決着つきそうにないことは途中で気づきましたが、31巻分の3巻分しか話が進んでないとか、冗談ですよね？えっ、10本作る気？
