なだ

ゴールデンカムイのなだのレビュー・感想・評価

ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)
4.0
主人公「不死身の杉元」
その名の由来である日露戦争での激戦地「203高地」のシーンがかなり丁寧に描かれていて、オープニングは心掴まれました。

アイヌの埋蔵金を横取りした男は網走刑務所に収監。
80億相当の金を巡り、刺青人皮の宝の地図を探し合う図式が面白い。

猟の上手いアイヌの少女アシㇼパと不死身の杉元のバディ感ナイス。
杉元がちゃんと「アシㇼパさん」とさん付けで呼んで敬意を表しているのは凄く好感♡
鬼神のように恐れられる彼だが実は実直な性質が伺える。

アニメは見ているもののアイヌ文化やアイヌコタン(集落)ダイヤモンドダスト、ヒグマなどの北海道の厳しい大自然が実写化されると現実感が増すしリアルに作られていますね。
劇伴も良くテンポの良い展開が素晴らしかった。

箱館戦争で死んだはずの土方歳三(舘ひろし)はジジィでもカッコいい😆(推定70才!?)
新選組の生き残り永倉新八も出たらテンション⤴️(小樽にある永倉の墓は小樽市中央墓地。山の上から小樽の町を一望する風景はその場所を思い出す)


脚本は「キングダム」の黒岩勉さん
主演も山崎賢人と映画キングダムと似ているのかな?と思ったが、山崎賢人扮するの不死身の杉元が原作のイメージと合っていて違和感なし!(体重10kg増やしたらしい)
しかし眞栄田郷敦に全く気づかず…😣

折しも2024年は日露戦争開戦(1904.2)から120年

二百三高地やアイヌ文化も含めてどんどん注目されて欲しいな。
(日露戦争を調べたら脳汁鶴見中尉の主張もなんとなく一理あるように思えるのよ)
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