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ヘィ!ティーチャーズ!のsnatchのレビュー・感想・評価

ヘィ!ティーチャーズ!(2020年製作の映画)
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ロシアの地方の学校に赴任してきた新米教師の二人を追うドキュメンタリー
驚いた。2020年の作品ですが、ロシア文学を教えるエカテリーナは、人権や移民 同性愛 ジェンダーについて、生徒に真剣に教えようとしていた!
地理を教えるワシリイは、教科書を読むだけではなく、ディベートや身体を動かし生徒に関心を持ってもらうよう新しい授業の取り組みに熱心!
以下、内容に触れています





これを阻むのが二つ
生徒なのです
スマホ、先生を小馬鹿にする、勉強に興味がない、全員勝手な方を向いて遊んでいる
大学を卒業したばかりのエカテリーナは、努力するが事態はひどくなる一方😩
…どこの国の教室にもあるあるかも
二つ目は、ロシアの思想 教育システムから外れてはいけないという頭がカチコチの何十年も同じ授業を繰り返してきたであろう校長を始め老先生軍団😬
これじゃあ子どもたちが、学ぶって面白いと思うことはないだろう

でも、この地方の田舎町で一生を過ごすかもしれない子ども達が真っ直ぐになれないのもわかる。ロシア正教だ!銃の組み立てだ!子どもは国のものだ!
親の考えも老先生と似たり寄ったりなのだろう
最初に「僕たちが頭が悪いってわかったでしょ」みたいな言葉があった。変わることはないこの環境に居続けなきゃいけないこの子ども達の心が開いていかないのもわかる

でも二人の努力が実って最後は子どもたちと笑顔!😊と思っていたら、エカテリーナ先生が早くも一年目できっぱり辞めた!😳日本のように心身壊すまでなんてあり得ないのだろう
ワシリイ先生は、まだまだ意欲に溢れていたのに保守的な授業でないと見做されクビ!
この国の教育の夜明けは遠い遠い、遠すぎる…

でもまた、エカテリーナ先生が私人になったからと、プライベートで生徒と友達になっていくのはいいなと思いました!
一方、理想に燃えて手応え感じていたワシリイの悲しそうな目…ほんと悔しいね…😔
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