今、このタイミングでこの作品を観られた偶然。
テロ行為で政治家の夫を亡くした妻と、その加害者が1つの部屋で言葉を交わす。
被害者に寄り添う気持ちがあるのは大前提で、絶対に人の命を奪ってはいけないと…
このレビューはネタバレを含みます
被害者と加害者が、ある一室で淡々と身の上を話している。
それまでは、ただのおばさんと犯罪を犯した男という立場だったのに、それぞれの身の上を知ってからは、互いに思いやる気持ちが生まれ、心の交流が始まる…
憎しみの連鎖
思想は様々あれど暴力に訴えるのは間違っていると思う。
しっかりとした信念があるとき、訴えが届かないとき、がんじがらめでどうにもならないとき、人は道を踏み外すことがある。
過去の記…
すごいものを見た!と言いたくなる話。実際にこんなプログラムが行われているんだなと勉強になった。被害者と加害者という立場で向き合っていた2人が、それぞれの人として対話するようになった瞬間が鳥肌モノだっ…
>>続きを読むこの2人を一室で話をさせる設定が凄いことだと思う。。。
被害者側の気持ちはもちろん分かるし……
何なら加害者相手に話せる事が凄いと思いつつ…加害者にもそうなる理由がある💦
環境がどうであろうと…
ものすごい密度の短編。
テロの実行犯と被害者の遺族が密室で一対一の対話を行った際のドキュメンタリー。
中盤、対話が決裂。自らの罪と向き合おうとしないテロ実行犯の拒絶によりこれ以上の対話は困難なこと…
どんな事情や背景や理由があったにせよ、
テロはダメだし、殺人もダメ。
でも、生まれた環境の差による教育の差とか、
それによりマインドコントロールされた人達が引き起こす犯罪って、もしかしたら、防げる…
久々にブリリア短編📺
テロリストとテロ被害者の妻が
一室で対峙して展開する会話劇は
短編にしては重たい内容でした😰
救いは両者が互いに歩み寄ろうとする、
兆しが最後に感じられたことだろうか..…
理想
そうと分かってはいても、こうであれと願う気持ち、蔓延する歪んだ思想に、"どちら側にいても" 否応なく曲げられる個人の人生が不憫でならない
理不尽な連鎖の呪いから抜け出す唯一の方法が、自他双方に…