映像の雰囲気、というか画面の空気感、見えない気配に満たされているような感覚が好き。
場面によって違ったイメージ、画質すら違うようなシーンがいくつも切り替わって、それでも物語全体のトーンがどこか底の方でつながっているように感じる。
ひとつの色で塗られたような、これ！っていうまとまったイメージのある映画も好きだけど、色々なイメージが混在して（それでいてつながっているような）ひとつの言葉で説明のつかない映画のほうが気になる。思い返す度に不思議と惹かれる。どんな場面があったっけ…と思って何度も見たくなる。
この映画は特にそう。そして見る度にマリリンのシーンで笑ってる気がする……あの場面ふざけすぎてて好き。
最初見たときは場面の切り替わりについていけなくて意味不明だったけど、久しぶりに見たら、良かったーって思った。
感動的なエンディングからの妙に気楽なエンドロールのシーンもなんか好き。
ウサギ人間も出てくる！
