リンチの気持ち悪い作品と言ったら「イレイザーヘッド」が挙げられがちだが、一番不快感が強いのはこの作品だと思う。
ずーーっと気持ち悪いが続く映画
嫌なこと考え始めて思考が止まらなくなった時みたいな、陰鬱な映像が終始続く。
随所に「インランドエンパイア」について示唆しているような場面があるが、初見で理解させる気は全くない作り。
嫌悪から来る自己からの逃走や解離を経て、改めて自己を再認識し獲得してゆくと言うポジティブな物語だと最初は解釈。
でも絶対そんな物語ではないのだろうな。
ただ、ものすごく疲れるし長いのでもう一度見るのは当分先だろうなぁと、、、
不快感とよくわからん怖さを求めたいなら見ても良いかも。疲れるし、長いからリンチ作品をあらかた見た上で鑑賞するのが良いのかなー
