パルパティーン

七人の秘書 THE MOVIEのパルパティーンのレビュー・感想・評価

七人の秘書 THE MOVIE(2022年製作の映画)
3.8
ドラマ版を見てきたので、少し楽しみにして見てきた。しかし映画でやるようなレベルではなかったかなと思ったのが正直な思い。ドラマ2時間スペシャルぐらいの感じである。鶴瓶さんや玉木さんを迎えて豪華にやろうとするのは見えた。途中から鶴瓶さんがグルーに見えてしまったのは自分だけではないはず。

色々ツッコミどころがたくさんある。牧場が燃えているのに1日何をしていたのか。消防車ぐらい呼べよと。そして火災が起きたのに死体の不自然具合がすごく気になってしまった。ドラマを映画に拡張しようとすると中盤あたりで中弛みができる。それはもう仕方がないと思っている。登場人物の幅が狭くて推理もクソもない。内容・物語とも少し残念だった。

見ていてふと疑問に思った。田舎の土地をリゾートホテルする人たちがいつも「悪」として構図される。まあドラマや映画ではそのやり方に問題があり捕まったりするが。俺について来いって言った鶴瓶さんがもう怪盗グルーだった。

このシリーズの醍醐味が秘書たちのアクションである。それなりに堪能できたのでまあよしとする。五郎丸御坊ちゃまの煽り性能には笑ってしまった。その演技に感服である。シン・ウンギョンさんのアクションが進化していてカッコよかった。今回は広瀬アリスさん主軸ではなかったけど全然楽しめた。

信州の自然の偉大さをこの映画を通じて知れた。雪は美しくて風景は素晴らしかった。物語部分でスッキリすると思っていたけどモヤモヤが残っていたが、信州の風景で癒された。


2022年53本目