まさ

ノック 終末の訪問者のまさのレビュー・感想・評価

ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)
3.0
バカンスを楽しむゲイカップルのアンドリューとエリック&アジア系養女のウェン。そこに黙示録をナゾッた展開を引っさげ、リーダーのレナードを含む招かざる4人が問答無用に訪ねてきて押し入るところから物語は始まる。レナード演じるバウティスタの元レスラー然としたムキムキボディ&タトゥーのインパクトは流石だが、人の良いラガーマン・リーチマイケルに見えてしまうのは私だけでは無いはず。全人類滅亡と言う割には、津波&飛んでる飛行機が落ちるくらいのインパクトでは、やや弱い。更にニュースで「全ての飛行機は飛行禁止です」と伝えてる後ろで飛行機が落ちる映像が流れる矛盾に?。それくらいでしか滅亡を表現できないスケールの乏しさ。どんでん返しも無く、誰も救われず、生き残ったものも微妙な表情。シックス・センスのような良作は最早作れないのかも知れない。音楽&映像のシャマラン流は健在なので、次回作は脚本をしっかりと作り込んでほしい。見捨てるにはあまりにも勿体ない才能と、唸らせてもらいたい。
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