Azmin

ノック 終末の訪問者のAzminのレビュー・感想・評価

ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)
3.2
ちょっと期待はずれだった。

「オールド」が結構面白かったのでなるほど、というオチがあるのかと思ったけど…そうでも無く、少し疑問が残るカタチで終わったのが個人的にマイナス要因。

初めに謎の4人が山小屋に現れ、無茶苦茶な選択を迫るところ。
イマイチピンと来なかったけど、だんだん尋常ではない雰囲気が会話や迫真の演技から伝わり始め、いつの間にか信じてしまいそうになるのはさすが。

でもなぁー、どこかスッキリしないんですよねぇ。
4人が同じあるビジョンを見たというだけで自然と集まり、なぜ山小屋の家族3人を選んだのか。
そこは説明がなかった。
それがまた良いのかな。

誰かが犠牲になれば世の中は救われる、って変すぎる理屈~。
でもテレビのニュースが流す悲惨な映像はなかなかリアルで、今の世の中がそうなっても不思議じゃないだけに、軽く流せなかったなぁ。

冒頭の草のクローズアップはすごく美しかったし、家族がゲイカップルとアジア系養女というスタイルも新しく、何より家族愛がすごく強くて団結しているところは良かった。
「ブギー・シューズ」が耳に残って聴きたくなる~。
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