どうしたシャマラン監督!
いつもみたいに思い切りはずしてくれればよかったのに…
なんか意外と無難にまとめてきた。
もはやジョーダン・ピール作品と見分けがつかなくなってきたシャマラン作品。
最後は…
あれじゃあ、なんのオチにも皮肉にもならん。
人知を超えた力によって世界が滅びるとしたら、滅びるべくして滅びる(一度滅亡した方がいいから滅亡する)のだから、止めることはできないだろうし、止める必要もないと思う。
もし「あなたたちが犠牲になれば人類は救われる」と言われたら?
いやぁ、カルト信者でもないのに、そんなもん信じられん。
自分なら、何を言われても何を見せられても侵入者の言うことは信じないと思うし、彼らの言うとおりにはしない。
大切なものが目の前にあるならなおさら。
でも一方で、侵入者の彼らは自分の家族や大切な人を守ろうとして必死なわけで、彼らには彼らの信じる現象や摂理がある。
そして、目的のためならどんなことでもする。
この一家の「家族を守りたい」「そんなバカな話あるわけない」という信念と、侵入者の「家族を守りたい」「世界を救いたい」「奇跡は実際に起こっている」という信念は、決して相容れない。
誰もが満足して幸せになれる解決策などないし、何を信じるべきなのかもわからない。
そんな混沌とした現代社会を描いているのかもしれない。
「黙示録の…」とか、わかりやすく解説してくれる親切設計。
考察好きの皆さんには物足りないかも。
そして監督、今回もやっぱり劇中に登場…笑