Kin

ノック 終末の訪問者のKinのネタバレレビュー・内容・結末

ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

予告編も紹介記事も読まず臨んだ。だいたい予告編で想像するものと違ってがっかりするのがジャマランだからね。酷評が多いけど、私は楽しめた派です。言っておきますがどんでん返しは有りません。さらに明確な答えもありません。そこが私は好きだった。
まずはパニック映画(ディザスタームービー)全盛70〜80年代のユニバーサルのオープニングと古いパニック映画で見かける様なクレジットのフォントが懐かしいと思ったら世界大終末映画。ユニバーサルだから、この映画そのまんまの『大地震』とか『エアポート』シリーズ等、懐かしいね。
ほぼサインのリメイクにも思えるすごく小さな単位の家族に起こることと、テレビ等を通して見る地球規模のディザスター映像の対比。この辺りうまいよねって言うかシャマランに手懐けられてる。コロナ経験した今だからこその映画だと思った。
ラストは彼が死んで事態が収束したとも取れるし、単なる偶然で彼の死とはまったく関係ないとも取れる。事実だったのか、週末論を信じた狂った面々に踊らされただけなのか結果は明言されてない。現実のコロナの終焉にも同じくに終末論信じる人々が自分達がなにか動いたお陰で収束したと思ってるんじゃないかと思うと凄く怖い。
予備知識なかったので、gayカップルと東洋人の女の子のファミリーが主役とわかった時点で、またポリコレ意識し過ぎと当事者として思ったけど、原作があって原作がそうなんだね。その辺りの仕掛けは来訪者の4人の目的が何かわからくする為にも良かったね。で、ラストは原作と決定的に違うみたいなので興味津々、原作読みたい。

簡単に言うと映画『サイン』+『ミスト』+『聖なる鹿殺し』=だった。

この災害の元凶は、もしや映画『ダークレイン』のあいつなんじゃぁ…😁。
Kin

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