荒野のジャバザハット

ノック 終末の訪問者の荒野のジャバザハットのネタバレレビュー・内容・結末

ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

うーん、正直何で?という疑問ばかりが浮かぶ作品。

シャマランらしい1つの大ネタを1本の作品としてしっかり魅せてくれる作りは流石だが終末予言を語るのであればもう少し曖昧でも良かったような。

彼らがイカれた陰謀論者に拉致られた際に自分達の生い立ちやビジョンを見たという説明をダラダラとされるのだがこの時に襲われる側にとっては1番の疑問である何故我々が選ばれたという答えは最後まで語られない。語らないにしても、何故俺たちなんだってセリフはいると思うんだけど…。
物語で語られるのはカットバックで入いる彼らの生い立ちのみ。彼らは同性愛のカップルで養子を貰い幸せの到達点にいる状況で彼らに襲われ理不尽なトロッコ問題を強いられる。
人類と家族の1人を助けられても、相手を殺害した罪は背負い続けなければならないという今後決して笑って過ごせる人生にはならない地獄が待っている。宗教的な意味を悟り死を覚悟する主人公だが、これがもし本当に宗教的な意味合いで死を覚悟するならばかなり問題なのでは、、、同性愛者が神の使いにより地獄に突き落とされる話て事なの?流石にこのご時世にヤバくね??アジア系の少女なのも凄く嫌な意味合いにもなる気が。
理不尽な選択を強いられるというストーリーにしては色々と背負わせすぎでは。

シャマランの代表作である都市伝説ホラーのサインはどんな世界に陥ろうとも家族といれば幸せな未来が作れるという良い話だったと思うんだけど、心境の変化なのかな、今作は家族映画としては凄い嫌な終わり方だった。

まあ、個人的には愛する人がいればこの世がどうなったって構わないていうシュガーラッシュオンラインみたいな映画が好みなので、、、好みの問題なのかもしれない。
あの偏差値低めの変な武器とか面白かったな。小部屋で理不尽残虐ていう流れはファニーゲームみたいで好き。