あさのひかり

K.G.F:CHAPTER 1のあさのひかりのレビュー・感想・評価

K.G.F:CHAPTER 1(2018年製作の映画)
3.9
3連休だったのでできた1&2の連続鑑賞。結局朝から鑑賞して夕方までかかったけど、体感は決して長くなかった。そして久しぶりのインド映画で、カンナダ映画は多分初めて(カンナダ映画といえば、Vikrant Ronaも日本公開希望。Ra Ra Rakkammaの曲とこの曲で踊るスディープさんにはまってるので)。

歴史に名を残すことを禁じられたロッキーの物語。貧しい生まれの犯罪者だけど、持ち前の度胸と腕っぷしと知恵で、金の採掘・流通に携わるの裏の世界の中でのし上がっていく。

昔はまってた某映画とか某映画とかで観たようなシーンいっぱいで既視感はありありなんだけど、楽しかったんでよし。もはや様式美だと思ってる。

血の気の多いような話の展開と登場人物達と、ひたすら腕力で解決しちゃう感じはいつもの、特に南なインド映画で、アドレナリン出まくり。多分私これを求めて映画館来たんだ。

ずっと母と子、ってテーマがあって(これもインド映画様式美のひとつかも)、そこがロッキーをただ強いだけじゃない愛すべき人物にしてる。

あと、封印された物語の主人公として、ロッキーを取材した元記者のおじいさんが語る、って手法が絶妙。話が飛んじゃったり、ドラマチック過ぎるこの話が果たして(どこまで)本当の話なのか?っていう含みを持たせられるところがにくい作り。
あさのひかり

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