NPO法人の上映会で鑑賞。
「こどもかいぎ」での子どもたちの発言は興味深くておもしろかった。
自分の意見を他人に伝えること、他人の意見を聴くことを幼児期からしていれば、何か問題が起こった時にも「聴いてみよう」「みんなはどう思う？」と解決に向けた動きをとることができる、と思えた。
園長先生の理念はとても素敵だった。先生方も一生懸命なのも伝わってきた。子どもたちを尊重する保育がされていて、心が温かくなった。
でも…と思ってしまう自分がいたのも事実。
「多様性への理解」と言いながら、こどもかいきで「男の子」「女の子」「結婚する」「子どもを産む」という既成概念に囚われている先生たち。「ごめんね」「いいよ」では何も解決しない、と園長先生は言ってたのに、子どもたちの口から常套句のようにその言葉が発せられていたこと。
他にも引っかかるところがあったが、こどもかいぎという素晴らしい取り組みによって自分の意見を言えるようになった子どもたちを小学校・中学校・高校…の先生方がその口を閉ざさせることがないことを祈りたい。
